指導法

当教室では、音楽を演奏する感動素晴らしさを子供達に伝えられるよう、音楽的教養演奏の基礎をしっかり身に付けていくという方針を取っております。

幼いうちは、「良い耳」を育てる「模倣」を特に重視したレッスンを行っております。
これはなぜかと言いますと、「音楽」というのは、まず第一に、楽器を弾くことよりも「音」をイメージをすることが先となるからです。 「こんな音が出したい」「きれいな音」を奏でたいという気持ちが美しい演奏をすることに繋がって行きます。


 又、ピアノという楽器は、10本の指で、旋律と伴奏だけではなく、何声もの音を操ることのできる、他の楽器には真似のできない、いわば超絶技巧の楽器です。そのため、ピアノを極めるには、非常に複雑な神経筋肉を長い年月をかけて作る必要があります。 
幼い子供の指には筋肉がまだできておらず、弱々しく、ふにゃふにゃの状態です。
この未熟な指に無理をさせてしまうと、クセが付くだけでなく、ピアノに対する間違った神経ができてしまうことがあります。(既にクセが付いてしまった生徒さんがいらっしゃった場合には、まずクセを取ることから始めさせて頂いております。)

当教室では、講師が長年、脱力を基盤とした、指に負担をかけさせない、成長と共に、ピアノを弾くための神経や筋肉が育つ奏法を研究しており、 小さいお子様にはバーナム等のテクニック教本を用いて、その奏法を指導致しております。 
この奏法が自然に身に付きますと、その後、中高生になってもつまづくことなく高度なテクニックを要する難曲が弾きこなせるようになります。

 

私はクラシック中心の教育を受け、音大でもクラシックを学びましたが、幼少期に電子オルガンのレッスンを並行して受けており、様々な音楽から感動を覚え、大きな影響を受けました。その時の経験が今、大変貴重なものであったことを実感しております。

生徒さんにはクラシックだけに拘らず、色んな形の音楽をピアノで楽しんで頂けましたら幸いです。

 

※当教室では、コンクールに向けての指導も行っております。(コンクール受賞者有り)